ドイツテレコム回線規制




 

6月1日から続いているドイツでの規制についてテレパソユーザーとの検証の結果、ドイツテレコムと日本間の回線規制がある事がわかりましたので報告いたします。

 

通信速度制限でドイツテレコムが譲歩
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ドイツテレコムはデータ通信量が一定量を超えた固定網インターネット顧客を対象に通信速度を大幅に引き下げる計画について、速度の引き下げ幅を緩和する。ユーザーなどから激しい批判が出たためで、減速後の通信速度を当初計画の400Kbits/s弱から5倍の2Mbits/sに引き上げる。ドイツ市場のマーケティング事業を統括するミヒャエル・ハクスピール氏は12日、「ここ数週間、顧客の声を聞き、主な懸念が何でるかが分かった」と事情を説明した。

同社は4月下旬、データ通信量が一定量を超えた固定網ネット顧客を対象に通信速度を引き下げる計画を明らかにした。ビデオ・ダウンロードの急増などを背景に通信容量が限界に達する恐れが出てきたためで、5月2日以降の新規契約に適用する方針。実際に速度制限を実施するのは16年以降になる。

当初計画では、最大通信速度16Mbit/sの顧客については月のデータ通信量が75ギガバイトを超えると、通信速度を384Kbits/sに引き下げることになっていた。

 

ということですが、ブラウザーでダウンロードする時に見える数字に変えるとわかりやすいと思います。400Kbitsというのは、50KB/sec程度です。2Mbits/secというのは、256KB/sec。つまり、データをダウンロードする時にブラウザーででる数字(赤い四角)が50KB/secまで制限するはずだったのがブーイングがすごかったので、264KB/secの規制にとどめます。という記事になります。

 

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それはさておき、ドイツテレコムでは何やら規制の風潮があるようです。近年のビデオストリーミングのデータ量の膨大なトラフィックを抱えきれなくなったのでしょうか?先進国の割には時代と逆行しているような気もしますが。

 

実際に、テレパソユーザーにも影響がでてきております。(規制は始まっていないはずですが、何らかの回線環境の変更が6/1以降あったようです。)多くの方が2013年6/1以降速度異変を感じておられます。今迄 200KB/sec程度でダウンロード出来ていたファイルが大幅に減速し、40.5KB/sまで落ち込んでいるそうです。(5分の1の減速)

 

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テレパソでは、このような回線規制があった場合でもダウンロード視聴ができますので、高画質視聴を継続できますのでご安心ください。

 

このような場合には、録画サイズを小さくすることでダウンロード時間も短縮できます。海外の様々な障害に備えて微調整ができますので、一時的に録画サイズを小さくする事で回線速度が遅くてもある程度の時間でダウンロードが出来るようになります。

 

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ドイツの規制についての検証を弊社で行ってみました。ドイツでご利用のテレパソユーザーにご協力いただき、規制の原因はなにかを突き止めてみました。

 

検証1:ポートの規制

インターネットでは実はいろいろなトンネルが存在します。皆さんがいつも利用しているWEBはポート80というトンネルを利用しています。テレパソではポート22というセキュリティーの高いポートを利用しておりますので、ポートの規制がかかればテレパソに影響してきます。テレパソではポート80に切り替える事も可能ですので、まずはお客様のシステムをポート80でアクセス出来る様に切り替えて試したところ、速度は変わらず低速でした。

 

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海外では、40KB/sec程度が通常速度という環境でご利用の方もたくさんおられますがドイツは世界でも先進国で、今迄でていた速度からの規制ということでかなり規制値が低くなっているということになります。上記記事で述べられていた規制値400Kbits/s弱という数字はおおよそ50MB/sec ですので現在の速度とおおよそ一致している計算になるかと思います。

 

 

検証2:ルートの規制、障害

海外からテレビを見るにはインターネットを長いケーブルで経由してきますので、その途中でどこか障害があれば問題になることもあります。
WinMTRという測定でテレパソとドイツ間を測定した結果、経路に障害はございませんでした。

 

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検証3:規制の所在

経路もOK, ポート規制もなしということになりますと、今度はドイツの問題なのか、日本側の問題なのかを切り分ける必要がございますので弊社米国からお客様のテレパソにアクセスすると速度が十分でておりました。

 

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つまり米国=日本には問題がないので問題はドイツ側という事が特定できます。ここ迄特定ができても、大抵はあなたのコンピュータが問題!ということで言われるそうです。(お客様の中でドイツテレコムの業者をよんで調査してもらい結論はお宅のPCということで帰っていったそうです。)

 

エンジニアというのは確固とした証拠の数字を見せられない限り動きません。(シリコンバレーでもそうです。)ですのでしっかりとした検証が必要になります。さらに続きます。。。。。

 

 

検証4:ルートの特定

ヨーロッパ国内のインターネット回線は全て高速でているということでしたので、ヨーロッパ国外にでる回線に規制がかかっているという事が推測できます。日本国のみの規制なのか?それとも世界への規制なのか?という事の切り分けです。

 

同じサイズのファイルをそれぞれドイツからダウンロードしてもらいました。

 

ひとつは日本のサーバーにあるファイルです。

 

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もう一つはアメリカのサーバーにあるファイルです。

 

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明らかに速度が違うのがわかります。(10倍の速度差です。同じファイルサイズであれば多少の速度の違いはあってもここ迄速度は違いません。)

 

 

検証5:特定のIPレンジ規制の可能性

ドイツからアメリカには速度は問題ないという事であれば、ドイツからアメリカのサーバーにVPN経由で日本のテレパソにつなぐという(凄技)経路でアクセスすれば速度が出ることになるはずです。つまりドイツのPCでアメリカに飛びアメリカからテレパソを操作するというバーチャル技です。

 

その結果。。。。。

 

 

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やはり速度がでました。182KB/sでています。ドイツと日本を直接つなげばたったの40.5KB/sですから(下図参照)明らかに特定IPレンジに対する規制であるということが判明したわけです。

 

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しかしなぜ日本の特定のIPレンジだけが規制されているのか?これ以上はドイツテレコムでないとわかりませんが、アメリカ人は苦情が多いからですかね?

 

これらのご協力いただいたデータをエンジニアが英語でレポートにまとめドイツテレコムに提出しておきましたので、状況が改善される事を望みます。ドイツテレコムで回線速度が低速になった方は

info@telekom.de

にお問い合わせいただくとよいと思います。少しでも多い苦情があったほうが改善される余地が広がると思います。(お客様よりいただいた情報です。)

 

ドイツの様に今後データ量の転送増加によりやむなく規制をかけてくる業者は増えてくるものと思われます。YouTubeや映画などのストリーミングというのは、通路のようなものでデータが吹き抜けてゆく配信方法です。つまり吹き抜けた分だけデータ量として加算されてゆきます。それに反してテレパソの様にファイル自体をダウンロードして保管する事ができれば、保管後は何度も回線なしで視聴ができますので、データ量としての加算を最小限に抑える事ができるのです。

 

例えば、ドラマをお母さんが見ていて、お父さんが見逃した場合またその夜同じドラマをお父さんが見るとするとデータ量を2倍転送したことになってしまいます。ダウンロードしてしまえば1回の量で何人でも回線なしで視聴が出来ますから回線負担を減らす事にも繋がります。データ量が規制されないよう上手にご利用いただく知識も必要になってくるのかもしれませんね。

 

以前全く同様のケースが中国で起こりました。たしかなにか大きなイベントがあった前後だったと思いますが、中国=日本間が規制され、VPNでアメリカ経由でアクセス出来たということがありました。いろいろなプロバイダーのお国事情はあるのだと思いますが、一般の方には全く見えない部分で今回の様に確固とした目に見える数字を出すのは難しいのだと思います。

 

どのような場合でも原因がございます。WatchJTVのエンジニアは根本の原因を常に追求するお手伝いをいたしております。

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